4月4日~5日、佐那河内境界稜線を周回するも…轟沈!

 「以前から一度」と思っていた佐那河内境界ラインの周回にチャレンジ。行程は一泊二日、主な装備はツェルト・シュラフ・食料・水(2.5L)。

 

 佐那河内境界ラインで歩いたことがあるのは旭ヶ丸~大川原高原のみ、9割が未踏で低山、下見無しのぶっつけ本番でのチャレンジ!困難が予想されるが……果して。

しらさぎ台を抜け05:30国道438号佐那河内境界(一ノ瀬)到着。標高30m

 

05:40 スタート

果樹園跡と思われる尾根に取付き這い上がる、灌木・雑木が煩わしい、5月以降は無理と思われる。

 

標高130mまで登ると歩きやすい稜線となる。

 

稜線には「境石」と思われる石積みが残っている。夏日続きでツツジが満開!木々の間から轆轤山方面の山並が見える。

 07:00 良い道が現れホッとしたらすぐ鉄塔64号。中津峰・平石山が見える。 

 負出山に向かうが稜線はブッシュで通行不能、北面に少し下り谷部から稜線に乗る。小道があるが深いシダに覆われ悪戦苦闘、南面・北面に下りルートを探るが一面シダのブッシュ。低山なので想定内ではあるが……稜線に戻る。フード付きヤッケを着て皮手袋を履きシダ漕ぎ開始、50Lのザックが重たいし邪魔だ、気温も異常に高い、雪山ラッセルより苦しい。倒木・バラが往く手を阻む。杉花粉が凄まじい。

 08:30 ようやく△346.3負出山、展望無し、雑木の山。2時間50分を要している。地形図を見ると90分もあれば……と思ったが甘かった。時間の消耗は痛くないが「シダ漕ぎ」で体力を使い果たしてしまった、何やらフラフラする。先は長い、二秀峯までは標高差50mほどのダラダラ稜線であるが「ダラダラ」は手強い、果して~。今日の野営予定地大川原高原到着は16時前後と思っていたが怪しくなってきた。

 二秀峯を目指す。薄い踏み跡があり歩きやすくなるが「なだらかな尾根の舵取りは難解!」何度も境界尾根から脱線する。タイムロスと脚力の消耗が激しい。

 11:00 ~11:10 少し早目の昼食、ヤマザクラの「桜吹雪」が美しいが疲労で食欲がない、「食べなきゃ歩けん!」と無理やり胃袋に押し込む。

 11:50 △406.1二秀峯(ふたつとんこう)。畳一畳ほどの狭い山頂に祠……西を見下ろすと木々の間にピンクに染まった「ゆうかの里」、「よい山ですヨ」と聞いていたが納得。

ここから150m程高度を下げる、南稜を降下開始。展望が開け南側に対峙する佐那河内稜線が姿を現した、遠い過ぎる!広過ぎる!…感動と絶望が湧き上がってきた。

 12:20 突然左足内転筋が突っ張った、軽くストレッチするとすぐ治まった「大丈夫!」、5分下ると今度は右足が突っ張った!みるみる足が硬直し激痛が走る、止むを得ない、切り株に腰を下ろし回復を待つ。現在位置、高度260m、最低鞍部付近だ。突然と人の気配!山師?が現れた、「こんにちわ」と挨拶を交わす。

 12:35分腰を上げる。1分下ると最低鞍部、峠となっていて良い横道が現れた。先程の山師はこの道から来たようだ。脚の筋肉がピクピクしている、残念だがギブアップ!横道を下ることに決定。

 この鞍部から少し登れば高森山分岐、「時間があれば高森山へ道草」の予定だったがその手前でリタイアとは情けなさ過ぎる~徳島マラソンも15kで足が痙攣した、体力の衰えを痛感。

 横道を下るとすぐ林道に出る。根郷川に沿って東へ東へと下る。

 13:35 国道438号根郷バス停に出る。角の商店のベンチに腰を下ろし一服、アンパンとコーラ。国道を歩き出す、Ⓟまで約5km程か?何やら気分が悪い、今日も夏日のようだ、暑さのせいか?「リタイヤして良かった」と胸を撫で下ろす。

 今日もスマホは家で留守番、スマホがないと他人に頼れない、無理はできないのですぐリタイヤを決断できる、「持ってなくて良かった」としみじみ思う。

 国道歩きでⓅへ。

 14:35 徳島市・佐那河内境Ⓟ、終了!周回できたのは6分の1程で大失敗!ブッシュは想定内だったがこれほど苦しいとは…現在の体力では「周回は無理」、シダのブッシュも漕ぎたくない…再チャレンジはないだろう。

 

地形図を見るとトレランならば一日で周回可能では?と思われたが……低山・ブッシュの山はやはりハード、「甘くはない」を再認識。久々にチョーおもしろい山行だった。

○失敗を整理

※.体力・脚力の衰え・不足

※.ザックが大きい・重い

※.鉄塔64号~負出山は想像以上にシダが深い

※.負出山~二秀峯のダラダラ尾根のルート選択が非常に難しい

※.枯葉が堆積して足が滑る

※.靴底がすり減り足が滑る

※.「夏日」で暑かった

※.花粉が凄まじかった

ルート略図